ジュリー氏の憂鬱

「なぁ、秘書くん。」

「はい、お呼びですかジュリー社長。」

「ちと小耳にはさんだのだが、『ドンタコスな日々』の下僕さんの縁者で緊急に保護先を探している多頭飼育救済ボランティアさんがいるというのは本当かね？」

「はい、社長。たしかにそのようにうかがっております。
かなり厳しい状況の中で、健康を損なっている子も多いと漏れ伝わっております。
詳しい資料はこちらにございますのでお目通しください。」



「うむ。なんとかいい方向にむかってくれればいいのだが。」

「やはりお気持ちが揺れますか？」



「そうだな。かくいう私もつい９ヶ月前までは同じような環境に身をおいていたわけだが。
なにもしていないのにヘンな薬を撒かれたり追いまわされたり。
正直、寝ているときも気が休まることはなかった。
いま、こうしてこの場所に私が居るのもまるでふしぎな夢をみているようだ。
ときどき、窓から外をみていると、あの時代はいったいなんだったんだろうと思うことがあるよ。
できることなら、その同胞達にも私と同じようなチャンスがめぐってこないものだろうかと願うばかりだ。」



「そうですね。社長のお気持ちが運命の歯車を動かすことをともに願いましょう。
とはいえ、社長もそうのんびり構えてはいられませんよ。
なにしろもう５歳ですから立派な男盛りです。
ぐーやま会長のお引き立てに応えるべく、本日の営業スケジュールをご確認ください。」

「うむ。」

「ところでジュリー社長、そのお机はどうなさったのですか？
まるで真ん中がたわんで…　あっ！」



「な、なにかね秘書くん、べ、べつにおかしいところはなにも…」



「社長、またお太りになったんですか？完全にお机が潰れてます。」

「そ、そろそろ換え時なんじゃないのかな？ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ」



「ええ、確かにこの夏中お使いいただいたのですからそろそろ模様替えをと考えていたところです。
新しいお机がくるまでに少し、運動とダイエットしましょうね～♪」

「ええ～！？」

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ジュリー社長お気に入りのダンボールハウスがついに潰れましたｗ
新しいハウスはもう作ってありますが、変化を嫌うジュリー社長のお気に召さないのか、新築物件はいまだ部屋の隅に待機状態です。

それともうひとつ出来事が。

↓ジュリー社長の左後ろ足に、舐めハゲ出現！（ﾌﾟﾁ閲覧注意）



痛痒い様子なので携帯画像でハゲを撮影し、動物病院で相談。
画像を見た獣医師に「湿疹」と診断されました。

食物アレルギー？

とりあえず抗生物質を８日分処方していただき、４日目が過ぎた現在、薄い皮膚が現れて回復傾向です。
オヤツを制限してアレルゲンを特定する必要が出て来ましたが、ジュリー氏は今日もいたって元気です。

今夜も添い寝待機のジュリー社長↓

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里親様募集についての詳細リンクは下記にまとめましたのでご参照ください。

・「いつでも里親募集中」の募集記事詳細はこちら
・保護から募集までの経緯を綴った保護主さんのブログ「Dirty Kellie Crazy Bucky」はこちら
・バナーを作って下さったnonoさんのブログはこちら
・ジュリーの動画（YouTUBE）はこちら

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