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縁あって我が家に来た野良ショ・オサムは「行丸-ゆきまる-」と名前が変わり新しい家族となった。ここはそんな行丸のわりと暇な日常を書き綴った日記。2012年4月に虹の橋を渡ったゆきまる。そして今は飼い猫修行中の「ジュリー(仮名)」をお預かり中。そして2016年4月、ジュリー社長はめでたく関西支社へ栄転の運びと相成り候。
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2016年12月25日、クリスマスの朝に じゅりおさん が亡くなりました。


ジュリー、社長、と呼ばれ、東京多摩地区でイエネコ修行の後、ついに念願のずっとのお家と本当の家族の一員として迎えられたのはこの春4月のこと。

そんな幸せの絶頂の中、急な体調不良を起こしご家族の献身的な看病を受けておりましたが、この日皆様に看取られ静かに息を引き取ったとの事です。





5年間の外猫生活にもかかわらず「健康体」で保護された奇跡。

思い切って捕獲に踏み切ったぐーやまさんの勇気がなければ、ジュリーは多摩にはおらず苦しい外猫の日々を今も過ごしていたのかも知れません。

迎えて下さったmowcomaさんには多くのご心労をおかけしてしまいました。

動物病院での医療や検査を施して下さって、それでも相変わらず「健康体」だったじゅりおさん。

つぶちゃんのお尻に敷かれてまんざらでもなさそうだったじゅりおさん。

mowcomaさんに抱っこされ安心したはずみに嬉れションしてしまったじゅりおさん。

短かったけれど濃密な猫生を駆け抜けていったじゅりおさん。

元秘書はジュリー社長のお世話係として、大変だったけれどとても愛らしかった姿を心に納めてこのブログも閉じる事に致します。


mowcomaさん、ご家族の皆々様、本当に本当にありがとうございました。






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4月に社長が巣立った後、実は三段ケージに新たな住人がいました。

近所で飼育放棄されてボロボロになっていた「トラ爺」という推定年齢20歳越えの元ボス猫です。
随分昔のことになるのでしょうが、集合住宅の住人には引っ越しする時に飼い猫を置いていく不埒な行為を平気でする人もいます。
「トラ爺」も例に漏れず、置いて行かれてその後は近くの老夫婦が長年飼っていた模様です。

我が家は5年前にこの集合住宅へ越してきてその辺りの事情は後付けで聞いたのですが、結果この「トラ爺」の飼い主も現在認知症を患い、「トラ爺」の世話さえしなくなり、駐輪場の原付バイクの上でじっと俯いて、悪臭を放ちながらも必死で行き交う人に餌をねだり生き延びてきた模様です。

ジュリーが大阪へ旅立ち、空き家になったジュリー商事東京社屋が「特養老猫ホーム」となるにはさほど時間はかかりませんでした。

血液検査の結果、「猫白血病」陽性、極度の貧血でかなり重篤である診断で、賭けとして「造血剤」投与を開始。

余命いくばくも無い老猫にこの「治療」がどう転ぶのか誰にも予想はつきませんでしたけれど、本猫は生きる気満々でしたので、週三回の輸液、造血剤注射で二ヶ月通い続けました。



   


自宅で輸液する方法を動物病院で指導していただき、何度か練習を重ねましたが、上手くなる前に「トラ爺」は腎不全でついに8月の「山の日」未明に命が尽きてしまいました。

およそ22歳の大往生でした。

認知症夫婦には前もって譲渡の一筆を書いてもらいましたので、「トラ爺」は我が家の猫として弔っております。


一度は暖かい人の家庭で大事に飼育されてきた筈なのに、ニンゲンの都合で大きく運命が変わるペット、愛玩用家禽の生涯とはいえ感情があり病気や思いがけない事故の苦痛、そしていつかやってくる「老い」の厳しい現実。大往生といっても決して楽な最期ではありませんでした。
「トラ爺」の最期を看取り、若い頃はとても凜々しい姿をしていたのであろう老猫の記録をせめてここへ残しておこうと思います。



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「トラ爺」が大往生してから一週間も経たない8月の脂汗が滲むような夏の夜、今度は「トラ爺」そっくりな子猫が駐輪場でオニイチャンと遭遇。
顔も模様もそっくりなので、多分「トラ爺」の子孫。

生後四~五ヶ月といったところでしょうか。

ガリガリに痩せ細ったその子猫は、パウチをあけると目の前であっという間に貪るように食べ、逃げないので手で捕獲しようとしてサックリ噛まれオニイチャン流血。

ただでさえ飼い主不明猫が増えているのにおんにゃにょこだとまずい、ということで捕獲器を借りてきて即日捕獲に成功。

案の定おんにゃにょこだったので即日「不妊手術」のお願いをした折、あまりに顔が可愛くて毛色が変わっているので里親捜しをすることになり耳カットではなく「刺青」をお願いしました。
(今はピアスとか刺青とか選択肢があるんですね)





そして今現在、この子猫の里親様を探募集中です。

名前は仮名「ミーシャ」とし、いつもミギャミギャと賑やかなので愛称で「みぎゃ」と呼んでいます。






オシキャットのような斑紋がワイルドなお嬢様。






・生後約8ヶ月
・猫エイズ白血病とも陰性
・不妊手術済み
・ワクチン二回とも済
・駆虫済み

食餌はカリカリとウェット。
「完全室内飼い」で、万一の脱走防止に努めて下さる事。
家族の一員として終生大切にして下さる方を望んでおります。

どうぞよろしくお願い致します。

2013年1月、ぐーやまさんから完全生粋野良猫「ジュリー」をお預かりし、三年四ヶ月のイエネコ修行を経て、奇しくも不思議なご縁でついに猫生最大の幸運を掴み、幸せに成るべく4月某日に関西にある里親様のお家に旅立ったジュリー社長。


このブログ記事は、ジュリー社長が里親様mowcomaさんの正式な家族として迎えて戴いた事、今までジュリー社長を心配してキッカーや首輪、バナーを貼って下さったりと様々なご支援いただいた皆々様に、「預かりオカアチャン」として一通りご報告をするのが筋かと思いましたので、本日ようやく更新となります。





少し時系列は前に戻りますが、mowcomaさんがジュリーを迎えたい、と仰って下さったのは、大切な大切なもうちゃんをスーパームーンの夜にお月様が連れ去ってしまってからあまり時間が経っていない悲しい悲しい時期でした。

ジュリー社長の里親様募集も随分時間が経過して、このまま健康に爆弾を抱えるオカアチャン、ペット飼育を許可されていない住居、その住居が五年以内に建て替えが決まる等、先行きがどうなるかわからないその日まで一緒に暮らす運命なのかなと半ば諦めかけていた頃合いです。

そんな時でしたので、思いがけないお申し出に天にも昇るような嬉しい気持ちと裏腹に、もうちゃんという大切な存在をなくしたばかりのmowcomaさんが何故?と訝しく思いながらも、同じくジュリーの行く末を誰よりも心配していたぐーやまさんの仲立ちで、mowcomaさんとジュリーのお見合い日程が決まった時には、やっとジュリーに本当の幸せがやってくるかも知れないと涙しました。


お見合い当日はジュリーをケージに入れたままmowcomaさんをお迎えし、お見合いは無事?済んだものの、相変わらずチキン社長はケージの段ボールハウスに逃げ込んだまま。
それでも最後のご挨拶に段ボールから出てきたのは上出来でした。

初めてお目にかかったmowcomaさんは本当に繊細で気遣いと優しさと強さの集合体のような不思議な暖かさを感じる素敵な方でした。

ありのままのジュリーを見て戴いた上で、「本当にこんな感じなので、こういう子でもよろしいんですか?」と何度も念押しし、しつこいくらい念押しそれでもmowcomaさんはニコニコと「はい。」と答えて下さいました。


この方は菩薩かっ(ー人-)アリガタヤ アリガタヤ…


そんなジュリー社長を「じゅりお」さんと新たに名付け、正式に家族にして下さったmowcomaさん御一家。





いま、「じゅりお」さんは移動の疲れが出たのか季節のせいか少しお加減が優れません。mowcomaさんご一家が信頼できる掛かり付けの獣医師様とご相談の上、献身的にお世話して下さっているので少しずつ快方に向かっています。

きっと大丈夫。いつか、つぶちゃんとほわほわな猫団子になれる日も近いかも。

がんばれじゅりおさん!





お正月の「饂飩振る舞い」から季節は移り、桜の花咲く季節がやって参りました。

花は桜木 人と猫

ん?ちょと違う?

まぁ こまけーこたーいいとして、ジュリー商事にも春の人事が訪れております。


行く川のながれは絶えずして しかも本の水にあらず 

よどみに浮ぶ うたかたは かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし

世の中にある人とすみかと またかくの如し


「おや社長、それは方丈記の一節ではありませんか?」

「おお、秘書くん。新入社員はいいねぇ。
 なんというかこう、キラキラと生命力が溢れてて清々しい気持ちになるね」

「ええ、社長が初めて我が社にいらした頃を…思い出します」

「なんだね、その妙な一拍あけた言葉の間は」

「この三年間分の長くて短い思い出が通り過ぎた時間です。
 あの頃はあまりのお忙しさに、ずっと執務室に閉じこもっておられましたから、
 ほとんどお顔も拝見できませんでした。
 それがこうして身近でお話できる間柄になれるとは、当時は想像もつきませんでした」

「あー… ゲフゲフン まぁそういう時期もあったな」





「社長… 桜が 綺麗ですね…」

「そうだな… 秘書くん…」





川縁の桜並木はそろそろ満開の頃を少し過ぎて、チラチラと葉桜になりかけもまた良い風情です。







ジュリー商事一行は、桜舞い散る道を踏みしめ路傍の草花に散った花びらを愛で、着いた先は…





「よ~し!今日はここでお花見だ~!無礼講じゃぁああ^~!」

「しゃちょぉおおお~!」

「そ~れ!ドンドンいけぇ~~~~!!!」





まさに昭和のカヲリ漂う「ジュリー社長・花見道中記」のくだり、お後が宜しいようで。


「ドンドンもってこ~~~~~い!!」(静止画


穏やかな天候に恵まれた2016年初春、風邪をひいた秘書をはじめ「ジュリー商事」の社員(誰?w)全員にお手製うどんを振る舞おうという斬新な企画に意気軒昂なジュリー社長。

「そ~れ、コ~ネコネコネコネ 猫の手借りてコネコネコ~ネコネ~♪」

意味不明な唄にあわせて毛まみれなうどんが制作されてゆきます(ゲフンゲフン

「さて、コレをじっくり寝かせてだな、どっこいしょ」

社長の香箱の下に敷き込んで、これから文字通り寝かせの工程に入ります。
さて、お味はどんなものやらw









※お知らせ※

石の上にも三年と申しますが、ジュリー社長のイエネコ修行もこの三年の節目を迎えた事でまた新しい可能性に向かって出発する転換点とする意味も含めまして、一旦「里親様募集」は休止させて戴きます。
生粋野良猫が、望まないニンゲンとの共存を受け入れるのか預かりを始めた当初は大変懐疑的な状況ではありましたが、今では「秘書」のオフトゥンで毎晩必ず添い寝するようになりました。
四年目の「イエネコ生活」が始まるこの春からも、ジュリー社長の進歩はひとつずつ。
ゆっくりまったり猫らしく、のんびり参りましょう。

永らく「流し目ジュリー」のバナーをあげ続けて下さった皆々様、本当にご協力ありがとうございました。お一人ずつお礼を申し上げなければならないところですが、筆無精&目が行き届かない秘書のご無礼はお許し下さいますようお願い申し上げます。

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