ねむい自宅警備員

今日もゆきまる警備員は寝ている
いつもより深く…
昨夜の大捕物で疲れ果てたのだろうか？

「もしもし、ゆきまるくん。もうお昼ですよ？」
「ん？なに？ごはんならそこにおいといて。テケトーに食べますから…ﾑﾆｬﾑ…ﾆｬ」

「お疲れとは思いますけどね、ブログもまた間が空いちゃったからここはひとつニッコリと、ね？
ほら、目線こっちでお願いしま〜す」

「ん〜…　ﾖｯｺﾗｾｯ　はい…これでいいすか？ラッコラッコ…と…」
「はい、サーセンｗ」

「それにしてもお母ちゃん元気ですね。昨夜の大捕物、ほら、夏場に特に出没する"Mr.G"、一番騒いでいたのはお母ちゃんなのに。…眠くないんですか？」
「そりゃもう、家の中で一番会いたくないイキモノですからね。臭いししかも飛びやがるし。しかぁし！見つけたからには完全抹殺！！」
「…たしかに。昨夜のお母ちゃんは”ジェノサイド・モード”入ってましたからね。ボク、ビックリですよ。」

「ふはははは。ゆきちゃんもさすが自宅警備員、敵の居場所を指し示す”ポインター”の役目、ご苦労様。しかし、チミはあの憎っくき敵"Mr.G"と遭遇したのは初めてだったのかね？少々腰が引けてたようだが？」

「対人小型自走式生物兵器”ﾁｬﾊﾞﾈﾘｵﾝ”なら知ってますが、あんな大型のしかも飛行能力が備わったのを見るのは初めてです。さすがのボクもビビりますよ。」

「チミは良くやった。さあ、後はブービートラップを敷き詰め弾幕攻撃準備は完璧だ。今日はゆっくり休みたまえ、ゆきまる君。」

「へぇへぇ…　寝かせていただきますとも。」

そういうとゆきまるはお母ちゃんにくるりと背を向け再び深い眠りにおちてゆくのであった。