ジュリーがやってきた＜７日目報告＞

ジュリーはやっぱり食が細い。

お外にいた頃はがっつりパウチ３個分ほど食いだめするほど胃袋丈夫な子だったそうだけど、なぜか我が家に来てからは、ハンストするわ水はのまないわで、そのノラネコスピリッツをこれでもか！と見せ付けてくれた孤高のジュリー。

７日目になる今日の明け方、いつもより長く「奥の院」から出てきて、しばらくか細い子猫のような声で「ニャ…ニャ…」と何度も鳴いていた。
まだここへきて１週間しかたってないんだもんね。不安だよね。

ケージ飼いなら人との共存への近道かなとも思ったけど、またいきなり環境が変わってハンストを起こされても困るので、設置するならしばらくは”家具”のように置きっぱなしにし、毛布などで包んで目隠しして住環境を快適にしておけばそのうち内部を探検してくれるんじゃないかな、と淡い期待をしてみるお母ちゃん。

それは先のお話として、当面は食欲の増進とトイレのしつけ、そしてでっかいウンＰ☆のお出まし。

こちらが重要課題ですな。

まるまる一週間経過してちょっぴり落ち着いた感のある朝であります。

ジュリーがやってきた＜六日目の夜～朝＞

夜、家族が寝静まるとやがて隣の部屋からまたゴソゴソ、コトッ、トスッ…　と何者かが動く気配がする。
夢うつつに『あ～　ジュリーちゃんがマタタビ摺りこんでおいたぬいぐるみで遊んでくれてるのかな。よかった…』と、再び眠りに落ちると

　ごとっ！ばい～～～～～ん！！！

　と、部屋に置いてあったガットギターが倒れる音が。

『あ、またやっちゃったか。しまったなぁ…他の部屋に片付けて置くべきだったな。』などと考えつつ再び眠りに。

朝、部屋を覗くとやっぱりギターが横倒しになってる。ギター、弾きたかったのか？ジュリー。
部屋のゴハンは減っていなかったけど、「奥の院」のお皿を取り替えるとちゃんと食べてくれている。
お水を飲んだか確認しようがないので、ゴハンには水分を加えて温め、今度は脱水で元気がなくなるようなことはないと思う。
たくさん飲んだらそれはそれで心配もあるけど、このくらいゴハンのスープとして飲んでくれれば安心。

次の課題は「トイレを覚える」であるのだけど、案の定、孤高のジュリーはお砂のトイレなどお使いにはならないので、ワイルドにオションションをなさっておられる。
しかし、そろそろお母ちゃんの衣類に甚大な影響が出そうなので、ジュリーが「トイレ」と認識した場所にトイレを さりげなく設置。
高さも調節して移動しやすくなっているからきっと使ってくれるにちがいない！とお母ちゃんは思ってたりする。
お気に召さなければまた別な方法を考えます。


とりあえず「長期戦」へのゴングは鳴ったばかり。
ごはんをカッツリ食べてトイレを覚えて、まだ出ていないウンPも出してもらわないと。

しかしジュリーは寡黙だなぁ。
もうちょっとニャーニャー鳴くかと思ったけど、まだその前段階らすい☆
お母ちゃんも初体験だらけで試行錯誤しかできないけど、何とかジュリーと至近距離でアイコンタクトとりながらお仕事したいものだ。
期待してるよジュリー。

ジュリーがやってきた＜六日目の夜＞

今日もジュリーのご機嫌伺いと夕ご飯を持って押入れ城の前に立ち、「失礼しますよ」と声をかける。
ふすまを開くとそこにはいつもどおりの狭い「奥の院」に鎮座ましますジュリーさんのご尊顔が。
こっちをじっと見てやはり警戒してる。
そりゃ、あれだけの大騒ぎすればトラウマにもなるよね。

なるべく刺激しないようにそっとゴハン皿を取り替えて、「じゃあまたね」とふすまを閉める。
しばらくはこうして慣れて行ってもらうしかなさそう。
出会いがしらに襲ってこないし威嚇もされないだけまだマシになったかな？というところ。
ここで焦ってはいけないんだろうなと自戒する。

そこで、YouTUBEを検索したところ、野良猫を捕獲して威嚇しまくりの子を家猫にしたご夫婦の動画を発見。
これはとても参考になり、また励まされました。↓

「家猫へジャンくん６ヶ月の変化　元野良猫の保護里親記録 Yuan stray cat Jean 」

このご夫婦のスキルも凄いですが、完全な野良猫でもここまで人馴れするのだとわかり大きな希望が湧いてきます。
関連動画もお勧めです。

少なくともジュリーはアイコンタクトには敵意がなく、むしろ瞬きで挨拶を返してきてくれます。
まったく素人同然の私がどこまでやれるか解りませんが、もしこのブログを訪問されていらっしゃる方から馴らしのポイント、アイディアとお知恵を拝借することが出来れば幸いです。

どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

ジュリーがやってきた＜５日目後半＞

夜中、隣の四章半でゴソゴソ、カタン、ｶﾘｶﾘｶﾘ…と物音がする。
そしてか細い声で「ニャ…ニャ…ニャ…」と声もする。

明け方、部屋の様子を見に行くと、ウェットフードとカリカリが減ってる！！

おおお～～～～～！！！やた～～～～～！！！

ノラネコスピリッツの権化、ジュリーさんもとうとう折れてくれたか。ありがたや。（－人－）
やっぱり脱水症状起こしかけてたんだなぁ、先手打って輸液に行ってきてよかった。
これでもう病気でない限り、病院へ行く必要はなくなりました。
あ～よかった☆

ロイヤルカナンの「退院サポート」、お気に召した模様。
少しずつ食べて体力回復したら、押入れダンボール城を少しずつ増築してあげよう。


昼間に寝て、夜ゴソゴソ歩き回るのは猫の習性そのもの。そして人間様は昼間動き回って夜寝る。
その昔、人類がネズミから穀物倉を守るために飼いならした子孫が彼、ジュリーな訳で、こんなニヒルで優秀なハンターでもある用心棒がいたらGも出て来れまいて。

我が家に来てまだ六日目。

まだジュリーの「猫となり」もわからないお母ちゃんだけど、一緒にハンストの山場を越えることができたのはとても嬉しい。

ジュリーがやってきた＜４日目＆５日目半分＞

皆の願いと期待むなしく、用意したから揚げとｶﾘｯｶﾘベーコンをゴハンと水の周辺に置いてもまったく食べていない。

そりゃそうか。まる５日もほとんど食べていないんじゃ胃袋が受け付けないだろうし、空腹よりもストレスMAXで食べ物どころじゃないのかも。
怖いのはやっぱり脱水。ホンモノの脱水は口から入れても吸収されないものだし、胃袋もお粥状のものでないと吐いてしまっては元も子もないので、本日午前中に電話しておいた動物病院へ行くことに決定！

しかし…やっぱりジュリーちゃん、気合入っちょるね～☆
すんなりとトラップを仕掛けた場所には入ってくれない。
４畳半を逃げ回り、とうとうクーラーの裏側にはまって動けなくなってしまった。

引っ張り出そうにも無理して体をねじ込んでいるので無理っぽい。
仕方ないのでクーラーを外して無事救出。
それでも逃げる逃げる☆オシッコも大量にチビる。つか放出。採取して本日の尿検査へ。我慢してたのかジュリー！

そりゃ、見も知らない場所で皮手袋はめたオバサンが追いかけてきたら、私だってチビりながら逃げるわｗ
ジュリーさん、お気持ちはお察ししますけど、今日は申し訳ないが我慢していただきますよ。

茶番みたいな書き方してますが、ジュリーも私も必死です。（~_~；）
三箇所噛まれながらもどうにかキャリーに納まったところでもうぐったり。

動物病院は一山越えてすぐの場所ですので、気力を振り絞って徒歩で行って来ました。

ジュリーは全く鳴きません。
ごめんね。お母ちゃんと一緒に居るためにはどうしても越えなきゃならない試練だから、嫌だろうけど我慢してね。
心で謝りながら病院到着。


獣医さんにはあらかじめ経緯をお知らせしてあり、治療の方法やこれからの対処法などを細かくお話した上でジュリーは点滴室へ。
場合によってはまた「鎮静剤」を使うかも知れないと言われたけれど、なんとおとなしく輸液されてついでに缶詰のペーストを三口ほど食べてくれたそうな。

いや～☆一安心

でも安心ばかりしていられないのはこれからの事で、またハンスト、水を飲まないのが二日続いたらよろしくないが、こればかりは病気でもない動物に無理に食べさせることはできないということ。
通院が、動物にはとても大きなストレスであること。
その他、諸々、詳細にお話してきました。

もちろん、とりあえず食べてくれましたから一安心ですが、これが良いほうに向いてくれるのを祈るばかりです。

いま、ジュリーは布製キャリーバッグのなかでぐっすりと眠っています。
暴れて疲れたのと水分と栄養をとったので眠くなったんでしょう。
そのまま、静かな場所にバッグごと置いてゆっくり休んでもらっています。

これでお母ちゃん、嫌われたかな？
起きたらまたシャーシャー怒られるのかな？

それでもいいから食べて飲んで出して下さい。ジュリーさんてば。